どうなるシリーズ

夢をかなえよう~2026年度を迎えて~

2025年度は、当法人の創設40周年という記念すべき一年でした。8月にはビッグ・アイ大ホールにて記念イベントを開催し、多くの皆さまにご参加いただきました。一方で、国内外の情勢に目を向けると、中東で新たな戦争が勃発し、国内では長く続いたデフレが終わり、食料品やエネルギーを中心とした物価高・インフレの時代へと移行するなど、不安定な状況が続きました。国においても福祉・介護事業者に対する緊急の処遇改善策が講じられましたが、年間を通してみると、当法人を含む福祉・介護事業にとっては厳しい一年であったと言えます。

そのような環境下においても、障友会では第3次中・長期計画に沿い、ご利用者の高齢化への対応や、今後の事業運営の方向性を検討する取り組みを進めてまいりました。

まず、ご利用者の高齢化等への取り組みとして、堺みなみ・わららか草部における理学療法士によるリハビリテーションを拡大するとともに、グループホームでは訪問看護師による健康管理を8か所へと広げました。生活介護事業所では看護師の毎日配置に取り組み、また、ケアの重度化に対応するため、ショートステイおよび一部のグループホームに移乗ロボットやベッドセンサーを導入しました。行動障害への対応としては、ご利用者のご協力を得ながら、堺市の強度行動障害支援体制整備事業に2年目として取り組みを進めました。次に、法人の運営体制の強化として、重度のご利用者が多い現状を踏まえ、生活介護やグループホーム等で重度支援加算の取得を進めました。また、グループホームとショートステイにおいて宿直体制を夜勤体制へと移行し、あわせて職員の定年延長や給与体系の見直しを行いました。さらに、職員の能力向上と課題解決を目的に4つの職員研究会を立ち上げ、テーマごとの検討を進めました。加えて、昨年度に引き続き国の「障害福祉分野における小規模事業所の協働化モデル事業」に市内の障害福祉法人とともに採択され、職員採用や研修など多方面にわたり事務局メンバーとして活動しました。また、法人理事・後援会役員・各事業の管理者とともに「施設再編整備検討会」を開催し、当法人の今後のあり方や事業の方向性について、多角的な議論を重ねました。さらに、グループホーム「サウスライト」については、市営住宅の建て替えに伴い移転整備を実施しました。

迎える2026年度においても、ご利用者の高齢化・重度化への対応を継続し、通所施設でのリハビリテーションの継続実施、グループホームでの訪問看護・訪問診療の拡大、強度行動障害への取り組みを進めてまいります。職員の確保と育成については、2年間取り組んできた国のモデル事業で得た経験を活かし、施設部会全体で就職イベントや合同研修の開催を検討していきます。さらに、社会福祉法人として地域と共生するための新たな取り組みも、少しずつではありますが進めていきたいと考えています。

今年度もこれらの取り組みを着実に進めることで、法人の基盤をより強固なものとし、将来に向けた検討と実践を重ねながら、法人理念である障害者の「あたりまえで生きがいのある生活」の実現をめざしてまいります。    【理事長 北田靖浩】

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