12月26日13:00~世話人研修 《介護の基礎知識》 を実施しました
講師に 片麻痺回復リハビリ教室きゃっちぼーる代表 理学療法士 大窪しんいち郎氏をお迎えし
身体介護の基本や腰痛予防について学びました
介護労働者のうち実に77%もの人たちが腰痛、もしくは腰痛を経験したことがあるそうです
パワーポイントを用いた座学と並行して、実際にどういう動きで移乗や立ち上がりをおこなえば
腰に負担をかけず効率的に介護がおこなえるのか?といったことを学んでいきます
腰痛予防の基本 自分への負荷をへらすには
・身体を出来るだけ密着させる
・上下移動は少なくする
・身体は捻らない(ピボット運動を利用する)
・腰ではなく、股関節、膝を使う
・持ち方の工夫をする
後半は腰痛の予防について学びます
腰痛を予防するにあたって必要なことは体幹・体軸を鍛えることだそうです
体幹を鍛えるためにはどうすればいいのか?
体幹を安定させる筋肉を鍛えることだそうです
体幹を安定させる筋肉とは
・腹横筋 (読んで字のごとく腹部側面の深層に位置する筋肉)
・多裂筋 (脊柱に付く筋肉のうち最も深層に位置する筋肉)
・骨盤底筋群 (骨盤の底に位置し内臓を下から支えたり尿道や肛門を引き締める筋肉)
・横隔膜 (胸と腹の境界に位置する筋肉の板で呼吸や姿勢の安定に関わる)
この4つの筋肉を実際に使うトレーニングの実技をおこないました
つづいて体軸を整える体操を教えていただきました
体軸とは身体の中心を頭の先から足元まで貫く一本のラインのことで
体軸を整えることで身体に起こるあらゆる不調を解決することができるといわれています
《 まとめ 》
・身体介護を安全で、快適で、効率よくおこなうには、
そのコツを知って実践していくことが重要です。
・腰の痛みの原因・予防法、予防体操について知って、実践することで、
自分自身のカラダをメンテナンスしてあげてください。
と大窪氏は締めてくださいました
遠い中、当法人のためにお越しいただきありがとうございました