研修報告

発達障害支援を考える会 オープン研修実施

発達支援を考える会は、当法人の研修の1つで、主に発達障害に対し、適切で効果的な支援を行っていくにはどうしたらいいのかを、現場の職員が中心になり、日ごろの支援を振り返りながら考えていく会です。

研修は法人内のメンバーで振り返りや、支援の情報交換を図る内部研修、法人外からの一般参加を受け付けて行うオープン研修の2つがあります。

今年度第1回となるオープン研修は、5月29日木曜日「自閉症の特性と学習スタイル」というテーマでショートステイうてなの施設長 藤原孝行よりプレゼンテーションがありました。

自閉症とそうでない方との違いや自閉症の方の独特の見え方、感じ方を参加者と一緒に学ぶ時間となりました。

 

第2回目は6月26日木曜日、そのオープン研修がわららか草部の食堂で行われました。

今回は「自閉症支援における評価の重要性について」というテーマで堺みなみ副主任支援員 坂本雅春よりプレゼンテーションがありました。

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プレゼンターの坂本雅春氏



研修では、まず自閉症についての基本知識のふり返りを行いました。

その後、それを踏まえ、「評価」についての講義に入りました。自閉症の方といっても、一人一人違う考え方、物のとらえ方、周りの理解の仕方をします。「評価」とは、その方がどのような特徴を持っているか、何が出来て、何を苦手としているか、どうしたら本人にとってわかりやすい情報になるのかと調べる作業です。

評価をしなければ、どのような支援を提供すればいいのかという指標がなく、効果的な支援を行うことが難しくなります。支援の対象者にとっても自分のしんどい所が改善されない、自分の得意な所を活かしてもらえないという状態になり、支援の意味を失ってしまう事にさえつながり得ます。

検査の様に特別な場所を設定するものから、日常の生活の中でできる評価や、彼らについて知りたいという意識があればだれでもできる様な評価方法もあり、その紹介がありました。

研修参加者は、普段関わっている自閉症の方々のことを思いながら、評価の重要性を理解し、自分の支援にどう活かしていくかをイメージしながら講演に聞き入っていました。

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自分の支援を振り返りながら、評価について考える参加者



 

第3回目は「自閉症のコミュニケーション」というテーマでわららか草部の支援員、伊名岡甫よりプレゼンテーションがありました。

PECS(絵カード交換式コミュニケーション)を使った支援や好き嫌いの分類に取り組んでいる映像を使いながら、自閉症のコミュニケーション支援について説明がありました。

プレゼンターの伊名岡氏

プレゼンターの伊名岡氏



コミュニケーション支援をしていく際の評価や注意点、そして自閉症者と支援者の相互に発生するメリットについても話があり、また、作業場面、余暇活動、その他の活動の場面でもコミュニケーション支援は可能であること、そしてその必要性が高いことを、丁寧に参加者にアナウンスしていました。

自閉症の方と分かり合うためのひとつの手段として、コミュニケーションの支援を進めていくことが大切だと感じました。

自閉症の方ともコミュニケーションは取れる

自閉症の方ともコミュニケーションは取れる



 

研修で使用した資料

添付資料はございません。

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